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小説をどんどん書いていこうと思います。 読んだらコメントをよろしくお願いします。 どんどん批判しちゃって結構ですので…。 タイトル変更しました!
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真人は寝付けないでいた。

物音一つもない暗闇の中、何も見えないはずの真上をただただじっと見つめ考えていた。

これからどうなるんだろうか。

ついさっき、ユダがおれたちにいろいろと説明してくれた。

正直よくわからなかった。自分のふがいなさにちょっとだけ後悔した。

だが、だいたいはわかる。そうだ、自分はだめではないと自分を慰めていた。

そしてさらにそんなことを考えている自分は馬鹿だと改めて自分を否定する。

あぁ、やっぱり眠れない…。

いつもは隣で親父のいびきがひどく、その反対の隣でゆずの寝言がうるさい中で寝ていた

真人にとって、この静かな環境は誰かのいじめかと思うくらいの眠るには最悪の環境だった。

それにしても、マンガ女は静かに眠れるんだな。真人は早月が寝ているはずの

ベッドのほうを見つめる。(何も見えないが)

だいたい、ゆず以外の女の人と寝るのは真人の人生の中で初めての経験だった。

きっとそれも眠れない要因の一つだろう。

真人はベッドの布団の中で少々動き回った。

「うるさいわね、ちょっとは静かに眠れないわけ?」

早月の声が聞こえた。なんだ、まだ眠っていなかったのか。

「眠れねんだよ、お前も眠れないのか?」

真人は見えない早月に問いかける。

「うるさいわね、あんただって眠れてないじゃないの」

早月の声が大きくなった。真人には早月が布団から上半身をはみ出しこちらにむかって

怒っているように見えた。(何も見えないが)

「とにかく、眠れるように努力するぞ!明日は図書館に行くんだから」

真人はここぞとばかりに少し大人になった。

その言葉を聞いて、早月も落ち着きを取り戻したらしい。

静かになった。

……またこの静寂が続く。

「ねぇ…」

早月の声だ。静寂を打ち破るがごとく聞こえてきた。

「あんたはどこから来たの?」

早月が枕に口をふさぎながら言ってるみたいな通らない声で聞いてきた。

「俺か?俺は埼玉県」

「あら、そうなの」

早月の声のボリュームがだんだんと下がっていっているような気がする。

「お前はどこからきたんだよ」

「あたしは、埼玉県」

「え?うそ、同じなの?」

真人は思わず起き上がってしまった。

「な、なによ?悪いの?」

「いや、悪くはないんだけどさ」

早月の声が怖かったので素早く元の体制に戻った。

「兄弟とかいるの?」

「あぁ、妹がいる。ゆずっていうんだけどな」

「ふぅーん。そうなんだ。名前的にあんたとはちがってとってもかわいげがありそうだけど」

「それ、どういう意味だよ」

思わず笑いがこみあげてきた。部屋の中が少し暖かくなったような気がした。

「お前にはいるのか?兄弟」

「あたし?いるわよ。炭酸がとっても好きで毎日必ず一本は飲んでいる兄貴が」

「へぇーいるんだ。何て名前?」

「光男」

その名前を聞いて真人は再び笑いがこみあげてきた。

「何がおかしいのよ」

「だってそれ、うちのおやじの名前」

真人は笑いながら言った。それを聞いて早月も笑いだした。

二つの笑い声が交差しあい、お互いの心を和ませていった。

「お前の親父は何て名前なの?」

真人は気になって聞いてみた。もしかして、親父も誰かとおんなじ名前かもなんて思っていた。

だけど、なかなか返答が来ない。

「どうしたんだよ」

笑いながら言った。

「実は…あたしの父さんは母さんと離婚して出て行ったの、それで母さんはあたしたち二人を

 養うために必死に働いて…。死んじゃった」

その声にはもうさっきの笑い声の面影はなく、ビルの最上階で聞いた泣きそうな声になっていた。

真人は軽はずみな質問をしてしまった自分に反省し、言葉を発した。

「ごめん。悪いこと聞いちゃって…」

返事はない。さっきの静寂とは違い、なんだか重い空気があたりを漂っていた。

うちの親も離婚しいるなんてとてもじゃないがこの状況では言えない。

そう思いながら、真人は一足先に目を閉じた。

 

目を覚ますと、あたりは薄く窓のカーテンの隙間から入ってくる太陽の光で

明るくなっていた。

まだ、明け方か。そう思い、再び眠りにつこうと布団をかぶったそのとき

さっきから光がはいってくる窓の奥に人影が見えた。

その影は大人のような容姿で、こちらを眺めているかのようだった。

それに気づいた真人は早月を起こそうとしたが、あの影に気づかれるといけないと思い

とりあえず、近くにあった腕輪をつけ、剣を右手に握った。

手汗がすごい…。ものすごい緊迫感が真人を押しつぶそうとしていた。

影はしゃがんだ姿勢を保ってなにかをやっているようだった。

俺は窓側のベッドだからまず一番最初に襲われるとしたら俺だろう。

それなら寝ているふりをして、相手に奇襲を仕掛ければこっちにも勝機があるかもしれない。

そう思い、真人は仰向けで布団の中に剣を入れ目をつむった。

耳を澄ますと金属と金属が当たる音がする。

その音の後に何かが外れた音がした。その音は、真人の心臓をえぐり取るかのようだった。

あと少しでくる。

静かに窓が開く音がした。床のじゅうたんに一歩一歩足を運ぶ音が聞こえる。

真人の額はもうすでに、汗が噴き出ていた。

足音がとまった。今だ。

そう思い、真人は眼を開くと同時に剣で布団をなぎ払った。

案の定影の正体は真人のベッドのすぐ横にいた。

真人は手汗でぬれた右手の先にある剣を思い切り、その影の正体に向かって叩きつけた。

切りつけるなんていう余裕はなかった。息は荒れ、頭の中はパニック状態に陥っていた。

薄明かりの中で影の正体を真人はしっかりととらえた。

顔以外はすべて黒いもので覆いかぶされている男。その手には、武器と思われる棒が握られていた。

真人はあることに気がついた。腕輪のスイッチを入れていない。

だからオートバトルモードが発動しない。

真人はあわてて腕輪のスイッチを入れた。

しかし、その時にはもうすでに男の姿はなく真人はただその場に立ち尽くしているだけだった。

そのあと、警報が鳴り早月が目を覚ました。

部屋のドアからユダが入ってきて、2人の安全を確認した。

早月は何が何だか分からずに寝起きの顔でたんたんとユダの話を聞いていた。

真人も自分の右手にたまっていた手汗で剣の握る部分が濡れているのを見ていた。

心臓はいまだに暴れていて、さっきの出来事を再認識させるかのように

カーテンが風になびき音を立てていた。
 

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無題
マンガ女は、やめたほうがいいと思います。
すべてを知る者 2009/03/20(Fri)18:08:20 編集
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